リトリートぐんま

【伊香保】石段とアートをめぐるひととき。ノスタルジックな伊香保の温泉旅

情報更新日:2026年03月12日

【伊香保】石段とアートをめぐるひととき。ノスタルジックな伊香保の温泉旅

掲載画像の無断転載・二次利用はご遠慮ください。

石段街の風情ある街並みと、山あいの澄んだ空気に包まれる伊香保で過ごす1泊2日のモデルコース。
アートにふれ、どこか懐かしさを覚える温泉街を散策し、感性をやさしく刺激しながら心を解きほぐす時間を過ごせます。
歴史ある神社仏閣の静かな空気に身を置き、温泉で深くくつろぐひとときは、日常から少し離れて自分を整える“リトリート時間”が体験できます。
食べ歩きやカフェでの休憩も楽しみながら、文化・景色・湯のぬくもりをゆったり味わえるモデルコースです。

こんな人におすすめ!

#自然に包まれたい #温泉でくつろぎたい #写真好きな人 #カフェ巡り好き

START

1日目

SPOT

1

09:30

心をほどく、アートの散歩道。

原美術館ARC

リトリート旅の最初のひとコマとして訪れた原美術館ARC(Hara Museum ARC)。伊香保グリーン牧場に隣接した緑豊かな場所で、流れる空気は静かでどこかゆったりとしています。ここではのんびり自分のペースで、世界各国の現代アートを主とした作品を鑑賞できます。

掲載画像の無断転載・二次利用はご遠慮ください。

ジャン=ミシェル オトニエル「Kokoro」2009年

入口でまず迎えてくれるのが、ジャン=ミシェル・オトニエルの《Kokoro》。赤いムラーノガラスの球体が連なった巨大なハートのようなこのオブジェは、見る角度により光を受けて表情が変わります。思わず立ち止まって写真を1枚ぱちり。晴れ渡った秋空の下で《Kokoro》の赤を眺めると、なんだか見る側の「こころ」も映し返してくれるような気がしてきます。

掲載画像の無断転載・二次利用はご遠慮ください。

草間彌生「ミラールーム(かぼちゃ)」1991/1992年 ©YAYOI KUSAMA 画像転載不可

建物の中では、草間彌生や奈良美智など著名なアーティストの作品が常設され、季節ごとにテーマを変える展覧会を通してアートに親しむことができます。草間彌生の代表的な作品の一つであるミラールーム(かぼちゃ)では、鏡に囲まれた空間で無限に広がるかぼちゃの立体作品を万華鏡のように見ることができ、非日常的な空間を味わえます。

掲載画像の無断転載・二次利用はご遠慮ください。

敷地内の北側にある觀海庵(かんかいあん)と呼ばれる展示スペースでは、明治時代の産業振興に貢献した実業家、原六郎の収集した東洋古美術が並んでいて、現代アートとの競演も楽しめます。書院造の要素を取り入れたとても静かで、落ち着いた雰囲気の空間です。

掲載画像の無断転載・二次利用はご遠慮ください。

觀海庵へ向かう途中には、パノラマの絶景を見ることができる場所もあり、ここからは季節ごとに違った景色が見られるようで、「また別の時期にも来てみたいな」と思わせてくれました。

掲載画像の無断転載・二次利用はご遠慮ください。

オラファー エリアソン「Sunspace for Shibukawa」2009年 ©Olafur Eliasson

外へ出て、芝生の上を散策しながら様々な作品をゆったりと眺めるのもまた特別なひととき。オラファー・エリアソンのドーム内部で虹の光を楽しめる作品、《Sunspace for Shibukawa》は屋外にあるのですが、エリアソンはドームだけでなく、周囲の遊歩道や自然空間も含めて一つの作品として制作されました。またこの作品の東側の芝生では、ときどき隣の牧場から羊がやってくるので、見られたらとてもラッキーです。

掲載画像の無断転載・二次利用はご遠慮ください。

最後に立ち寄ったのは、ザ・ミュージアムショップ。アーティストグッズや現代アーティストのアイテム、オリジナルグッズがあって、見ているだけでも楽しく、思わず自分用のお土産にも買いたくなる品々が並んでいます。敷地内にカフェも併設されており、地元の素材を使った軽食やスイーツを楽しめ、展覧会の余韻を噛みしめることができます。

原美術館ARCは、ただ作品を“鑑賞する”だけでなく、自分のペースで“感じ取る”旅にぴったりの場所。のんびりと歩き、立ち止まり、時には目を閉じて風を感じる。そんなリトリートの時間を求めている人におすすめしたい、静かで贅沢な時間です。

基本情報

郵便番号:377-0027

住所:群馬県渋川市金井2855-1

電話番号:0279-24-6585

営業時間:午前9時30分-午後4時30分(入館は午後4時まで)

定休日:木曜日(祝日と8月を除く)/1月1日/冬季(2026年1月13日[火]-3月13日[金])/展示替え期間

  • 車で10分

SPOT

2

11:30

ここから始まる、365段の自分時間。

伊香保温泉石段街

伊香保温泉に着いて、まず足を止めたのが石段街の入口にある「IKAHO」モニュメントの前。ここに立つと、「伊香保に来た!」という実感が一気に湧いてきます。写真を撮っている人も多く、伊香保温泉街巡りのスタート地点です。

掲載画像の無断転載・二次利用はご遠慮ください。

その先には、伊香保名物の365段の石段がまっすぐ上へと伸びています。下から見上げると、正直「けっこうあるな」というのが率直な感想。でも、不思議と身構えすぎる感じはなく、「よし、これから上るぞ!」という前向きな気持ちにさせてくれます。

そもそも「なぜ365段なんだろう?」と気になる人も多いと思います。これは、一年が365日あることにちなんだもので、「一年を通して無事に過ごせるように」「毎日を健やかに歩んでいけるように」という健康や長寿への願いが、この石段の段数に重ねられていると伝えられています。

掲載画像の無断転載・二次利用はご遠慮ください。

石段の両脇には、温泉まんじゅうのお店や射的、カフェ、お土産物屋がずらり。いかにも温泉街らしい景色で、歩き出す前から楽しそうな空気を感じます。

段ごとに刻まれた段数を見ながら進むのも、この石段ならでは。今どのくらい登ったのかが分かるので、ちょっとずつ達成感が積み重なります。

基本情報

郵便番号:377-0102

住所:群馬県渋川市伊香保町伊香保

  • 徒歩で10分

SPOT

3

11:45

100年の時間が息づく、石段街の途中駅。

IKAHO HOUSE 166

階段を沢山上って「そろそろ足を休めたいな」と思った時に目に入った「IKAHO HOUSE 166」。石段街の中腹あたり、166段目に建つこの施設は、築100年以上の旧旅館をリノベーションして生まれた、食やクラフト、体験が楽しめる複合スポットです。木のぬくもりが残る建物にはどこか懐かしさがあり、石段街の雰囲気にも自然と馴染んでいます。

掲載画像の無断転載・二次利用はご遠慮ください。

まず、足を止めたのは、2階にあるカフェ 十六夜 千。ここでは、自家焙煎の豆を使った「石段コーヒー」と、伊香保名物の「焼きまんじゅうパフェ」をオーダー。

掲載画像の無断転載・二次利用はご遠慮ください。

焼きまんじゅうパフェは、表面が香ばしく焼かれたまんじゅうの甘みと、ひんやりとしたソフトクリームが相性抜群。和と洋が自然に溶け合い、ひと口ごとに楽しい気分になる味わい。石段コーヒーは、しっかりとしたコクがありつつも後味はすっきり。歩き疲れた体にじんわりと染みわたり、ほっとひと息つける一杯です。店内やテラス席からは石段街を見下ろすことができ、行き交う人の様子を眺めながら心地よい時間を過ごすことができます。

掲載画像の無断転載・二次利用はご遠慮ください。

カフェのあとは、3階にあるだるま専門店 だるまのふるさと 大門屋へ。店内には、思わず足を止めて見入ってしまうほど、色とりどりで表情豊かなだるまがずらり。伝統的なものから、思わず笑顔になるようなデザインまで、本当に個性豊かです。

掲載画像の無断転載・二次利用はご遠慮ください。

大門屋は、創業100年を超える老舗の工芸店。職人の手仕事が息づくだるまが並び、お気に入りを選ぶ時間も楽しいひととき。絵付け体験もできるので、旅の思い出に自分だけの一体を作ってみてはいかがでしょうか。

掲載画像の無断転載・二次利用はご遠慮ください。

IKAHO HOUSE 166は、1階に軽食やテイクアウトの売店、2階にカフェやうどん店、3階に伝統工芸やお土産店が揃う、石段街散策の途中で立ち寄りたい場所。歩き疲れた体を休めながら、群馬ならではの味や文化に触れることができるのが魅力です。古き良き建物の空気感と、新しい楽しみ方が心地よく溶け合った空間で、ただの休憩にとどまらず、旅の流れの中に心地よい間をつくってくれる場所です

基本情報

郵便番号:377-0102

住所:群馬県渋川市伊香保町伊香保字香湯乙68番地

営業時間:店舗により異なる

定休日:店舗により異なる

  • 徒歩で2分

SPOT

4

13:30

石段街で出会う、ちょっと真剣で懐かしい時間。

なつかしや本舗

石段を更に上って180段目。ふと目に止まった「なつかしや本舗」。
店先には駄菓子やレトロなおもちゃ、色あせた看板が並び、思わず足を止めてしまいます。中に入ると、子どもの頃にタイムスリップしたかのような空間が広がり、大人になった今だからこそ味わえる、 “なつかしさ”が心地よく感じられます。

掲載画像の無断転載・二次利用はご遠慮ください。

中でも興味を引いたのが、昔ながらの射的コーナー。コルク銃を手にした瞬間、「ちゃんと当たるかな?」と少し緊張しつつも、気分は真剣モードに。ずらりと並んだ景品を眺めながら、まずは倒れやすそうな小さめのものを選んで狙ってみます。

掲載画像の無断転載・二次利用はご遠慮ください。

いざ撃ってみると、これが思っていた以上に難しい!つい腕に力が入ってしまいそうになりますが、脇を軽く締めて銃をしっかり構えると、少し安定します。狙いを定めるときは、的の真ん中よりもほんの少し下あたりを意識すると、コルクが当たりやすい気がします。

掲載画像の無断転載・二次利用はご遠慮ください。

続して撃ちたくなりますが、ここはあえて一呼吸。深呼吸してからゆっくり引き金を引くと、不思議と狙いが定まりやすくなります。「絶対に倒したい!」という邪念を抑えながら、心をなるべくフラットにして撃つと良いのかもしれません。

掲載画像の無断転載・二次利用はご遠慮ください。

コルクが当たったときの「コツン」という音が心地よくて、たとえ倒れなくても「惜しい!」と笑ってしまうのも、射的ならではの楽しさです。周りから聞こえてくる「今のいい感じだったよ」「次いけそう!」という声も相まって、自然と場の空気が和やかに。景品を取ること以上に、その時間そのものが楽しくて、気づけばすっかり夢中になってしまいます。

掲載画像の無断転載・二次利用はご遠慮ください。

温泉街の散策途中に、こんなふうに肩の力を抜いて遊べる時間があるのも、伊香保の魅力のひとつ。是非、立ち寄ってほしいオススメスポットです。

基本情報

郵便番号:377-0102

住所:群馬県渋川市伊香保町伊香保47

営業時間:平日 10:00~18:00、日祝 9:30~18:00(時期により変動あり)

定休日:不定休

  • 徒歩で1分

SPOT

5

14:00

212段目で、足も気持ちもひと休み。

辰の湯

石段街を歩き続けて、足取りが重くなってきた頃にちょうどいいのが212段目にある岸権旅館の足湯「岸権辰の湯」。通り沿いにさりげなく設けられているので、散策の流れでふらっと入れます。

掲載画像の無断転載・二次利用はご遠慮ください。

この足湯に使われているのは、伊香保名物の黄金の湯。足を浸すとじんわりと温かさが伝わってきて、歩き疲れた足が一気にゆるむ感じがします。お湯の色や香りもよく、「ああ、温泉地に来たな」と実感できる瞬間です。

ベンチに腰掛けて足湯に浸かりながら、行き交う人や石段街の雰囲気をぼんやり眺める時間は、観光の合間の休憩にぴったりで、心も身体もリフレッシュできます。

基本情報

郵便番号:377-0102

住所:群馬県渋川市伊香保町伊香保48

  • 徒歩で5分

SPOT

6

14:30

365段の先、そっと手を合わせたくなる場所。

伊香保神社

石段街の最上部にある伊香保神社はこれまでの賑やかさとは打って変わって、静かで凛とした空気に包まれています。そんな穏やかな雰囲気漂う伊香保神社ですが、実は昔は現在の温泉街ではなく、別の場所にありました。というのも、伊香保神社はもともと、榛名山の水沢山を信仰の対象としたもので、のちに「上野国三宮」となり、いつしかこの地へと移され、伊香保温泉の守護神として今に至るそうです。

掲載画像の無断転載・二次利用はご遠慮ください。

現在の祭神は、温泉や医療、商売繁盛の神とされる大己貴命(おおなむちのみこと)と少彦名命(すくなひこなのみこと)であり、移設後に祀られたと伝えられています。またこの2神は子宝授けの神様とも言われており、その他にも縁結び・家内安全・商売繁盛などのご利益を求めて訪れる人も多くいます。

掲載画像の無断転載・二次利用はご遠慮ください。

参拝するには、365段の石段街を登り切らなければなりません。この段数を登りきること自体が、ひとつの旅のプチ“修行”のようにも感じられ、頂上で手を合わせたときの達成感は格別でした。

掲載画像の無断転載・二次利用はご遠慮ください。

境内には土日祝限定で開く小さな社務所があり、お守りや御朱印の授与も行われています。静かな木々に囲まれ、石段街の賑わいから一歩離れたこの場所は、伊香保温泉の旅に“心を整える”ひとときを与えてくれるスポット。歴史と信仰に触れつつ、日々の疲れをそっと癒やすような体験ができる場所です。

基本情報

郵便番号:377-0102

住所: 渋川市伊香保町伊香保1

営業時間:推奨参拝時間:9:00〜17:00

  • 徒歩で5分

SPOT

7

15:00

思わず笑顔になる、石段街のこけしスポット。

USABURO KOKESHI 伊香保カフェ&ギャラリー

約190段目の路地を進むとひょっこり現れるのが、「USABURO KOKESHI 伊香保 カフェ&ギャラリー」。こけしの工房「卯三郎こけし」が手がける新しいお店です。本格派のコーヒーとおいしいカステラを味わいながら、創作こけしの世界を気軽に楽しめます。

掲載画像の無断転載・二次利用はご遠慮ください。

店内に入ると、まず目に入るのがカラフルでポップな創作こけしの展示。定番の「おかっぱこけし」や「ゆらころ」シリーズだけでなく、ムーミンやスター・ウォーズなどのキャラクターをモチーフにしたこけしも並んでいて、「こけしって、こんなに表情豊かだったっけ?」と見ているだけでつい笑顔に。日本の昔ながらの伝統と現代的なかわいさがミックスされていて、ほっこり癒やされます。

掲載画像の無断転載・二次利用はご遠慮ください。

カフェスペースでは、ROBSON COFFEEのフルーティーなスペシャルティコーヒーを提供。注文はテイクアウトスタイルなので、気軽に手に持って石段を登りながら楽しむことも出来ます。

掲載画像の無断転載・二次利用はご遠慮ください。

カフェのあとは、3階にあるだるま専門店 だるまのふるさと 大門屋へ。店内には、思わず足を止めて見入ってしまうほど、色とりどりで表情豊かなだるまがずらり。伝統的なものから、思わず笑顔になるようなデザインまで、本当に個性豊かです。

掲載画像の無断転載・二次利用はご遠慮ください。

併せて人気なのが、こけしの形をした「こけしカステラ」。ひと口サイズで甘さ控えめ。焼きまんじゅう味のタレディップがついているので味変ができるのも嬉しいです。あまりのかわいさに、つい写真を撮ってしまう一品です。

石段の賑わいから少し離れて、こけしの並ぶ空間でひと息つく時間も乙なものです。こけし好きはもちろん、ちょっとした休憩や写真のアクセントにも、ゆるっと立ち寄れる場所だと思いました。

基本情報

郵便番号:377-0102

住所:群馬県渋川市伊香保町伊香保50-3

電話番号:0279-54-6766

営業時間:9:30~16:30

定休日:水曜(臨時休業あり)

  • 徒歩で5分

SPOT

8

16:00

日常を忘れて、二つの名湯をめぐる伊香保時間。

伊香保温泉 福一

伊香保温泉の石段街の最上部(285段目)に佇む老舗旅館「福一」は創業440年を超える歴史があります。19階の石段街側出口を出ると、すぐに石段街へとつながっているので、思い立ったらふらっと散策に出られるのも嬉しいポイントです。

掲載画像の無断転載・二次利用はご遠慮ください。

チェックイン後、まず向かったのはロビー横のエントランスラウンジ「F-CAFE」。福一名物の梅ジュースやコーヒーなど、種類豊富なウェルカムドリンクが用意されています。中でもお気に入りだったのが、群馬県産の白加賀梅を使った「梅のしずく」ベースの梅ジュース。爽やかな酸味とほんのりした甘さが体に染みわたります。

掲載画像の無断転載・二次利用はご遠慮ください。

お菓子BARには、目移りしてしまうほどのお菓子がずらり。ドリンクやお菓子はお部屋に持ち帰ることもできるので、窓の外を眺めながらコーヒーを飲んだり、小腹を満たしたりと、お部屋でゆっくり楽しむのもおすすめです。

掲載画像の無断転載・二次利用はご遠慮ください。

次に向かったのは、1階ロビーにあるアメニティーバー。スキンケアアイテムが肌質やその日の気分に合わせて選べるようになっていて、つい立ち止まってじっくり見たくなります。す。驚いたのは、その種類の豊富さ。乾燥が気になる日、少し疲れを感じる日など、自分のコンディションや季節に合わせて自由に選べるのが嬉しいポイントです。温泉から上がったあと、湯冷めする前に丁寧にスキンケアをすると、いつものお手入れよりもゆったりとした気持ちに。リラックス感がぐっと深まります。

掲載画像の無断転載・二次利用はご遠慮ください。

いよいよお部屋へ。今回泊まったのは、万葉館4階の「庭園露天風呂付 フォレストスイート」。まず、扉を開けて印象的だったのは大きな窓の外に広がるのはお部屋から繋がる専用庭園と自然の景色。 “自然との一体感”で、滞在中ずっと心を穏やかにしてくれました。

掲載画像の無断転載・二次利用はご遠慮ください。

そして、このお部屋の一番の魅力はプライベートの庭園露天風呂です。露天風呂は温泉ではありませんが、専用の庭園や秋色に染まる山々を眺めながらゆったりと湯に浸かる時間は“自分だけの湯あみ”という満足感があります。

掲載画像の無断転載・二次利用はご遠慮ください。

夕食は、万葉館の個室食事処でゆったりといただく秋の創作和会席。群馬県産の素材と旬素材を活かしたお料理は、目でも舌でも季節を感じられるひとときです。お酒と合わせることで、料理の細やかな味わいがより深く引き立ちます。

掲載画像の無断転載・二次利用はご遠慮ください。

福一の大浴場では、伊香保温泉を代表するふたつの名湯「黄金の湯」と「白銀の湯」をそれぞれ楽しむことができます。異なる二つの源泉を、一度の滞在で楽しめるのも福一の魅力です。まずは、歴史ある伊香保温泉を象徴する「黄金の湯」。空気に触れて茶褐色に色づいたお湯は、鉄分を含む源泉ならではのしっとりした感触が印象的です。湯に浸かると、じんわりと体の芯からポカポカに温められているような感覚があり、石段街の上り下りで疲れた身体をゆっくりほぐしてくれます。

掲載画像の無断転載・二次利用はご遠慮ください。

一方で、「白銀の湯」は無色透明で柔らかい印象。黄金の湯とは違う“軽やかさ”があり、肌への刺激が少ないのでゆったりと長く浸かるのにぴったりの湯です。透明な湯に身を沈めると、まるで身体の中から巡りをよくしてくれるような感覚があり、すっきりします。季節や時間帯によって表情が変わる温泉景色も、入浴体験をより豊かにしてくれます。

掲載画像の無断転載・二次利用はご遠慮ください。

福一でおすすめなのが19階にある「スカイカフェ&ライブラリー ルーエ」です。雄大な山並みを一望できるこの場所は、ただ景色を眺めるだけでなく、川のせせらぎや鳥のさえずりが耳を癒やし、床には人工芝が敷かれており、館内にいながらも五感で自然を感じられる “心の休息スポット”として滞在中の時間を豊かにしてくれます。室内はハンモックやクッション、ミニテーブルが置かれたアウトドア風のカフェスペースになっていて、読書や会話、静かな瞑想など思い思いの時間を過ごすことができます。何をするでもなく過ごす時間が、とても贅沢に感じられます。

掲載画像の無断転載・二次利用はご遠慮ください。

翌朝は、万葉館8階にある展望ダイニング「麗峰」での旬菜健美ビュッフェをいただきました。一面ガラス張りのダイニングから見渡す谷川岳の絶景や時折見える雲海は、食事の味をさらに引き立ててくれます。伊香保温泉の中でも随一の高さを誇る福一だからこその絶景が楽しめます。朝食会場には和・洋・中はもちろん、上州の郷土料理や地元食材を使ったおかずも並ぶので“群馬らしい朝ごはん”を満喫できます。

掲載画像の無断転載・二次利用はご遠慮ください。

伊香保温泉・福一の朝食バイキングで外せない名物が「のっけ丼」。新鮮なお刺身や具材を自分好みにご飯にのせて楽しむスタイルで、多くの宿泊者に支持されている人気メニューです。「どんな丼にしようかな」と考える時間も楽しいはず。

福一で過ごす時間は、自分の心と体を労わる、心地よいひとときとなりました。

基本情報

郵便番号:377-0102

住所:群馬県渋川市伊香保町伊香保甲8

電話番号:0279-20-3000

営業時間:チェックイン15:00~ チェックアウト~10:30

定休日:公式ホームページにてご確認ください。

2日目

SPOT

9

10:00

うまくいかなかった時間さえ、宝物。

伊香保ガラス工房 吹々

伊香保の旅の2日目は伊香保ガラス工房 吹々(ふくふく)での吹きガラス体験からスタート。今回、作ったのはブルーのグラスとピンクのマーブル柄のグラスの2種類です。

掲載画像の無断転載・二次利用はご遠慮ください。

制作前にまず迷ったのが、色とデザイン。選択肢が思っていた以上に豊富で、「グラスにする?」「色はどうしよう?」「柄は?」と、なかなか決められず。どれも可愛く見え、選ぶ時間そのものも楽しめます。

掲載画像の無断転載・二次利用はご遠慮ください。

制作が始まり、最初に驚いたのはガラスの熱。炉の中で真っ赤に溶けたガラスは、想像以上にやわらかく、竿の先に巻き取られる様子はまるでとろりとした飴のよう。少し触れただけで形が変わってしまい、その繊細さに思わず息をのんでしまいます。「いよいよ始まったな」と、自然と気持ちが高まります。

掲載画像の無断転載・二次利用はご遠慮ください。

特に印象に残っているのが、ガラスを膨らませる工程。勢いよく息を吹けばいいわけではなく、一定の量で、途切れさせずに吹き続ける必要があり、これがなかなか難しい…。少しでも力が強すぎたり、弱すぎたりすると、思った形になりません。シンプルなブルーのグラスでも、集中力が必要で、自然と無言になってしまいます。

掲載画像の無断転載・二次利用はご遠慮ください。

さらに大変だったのが、マーブル柄のピンクのグラス。こちらはガラスが2層になっているため、しっかりと膨らませる必要があり、息を吹き続ける時間も長め。途中で「まだなの?」と思うほどで、思っていた以上に息が切れて、なかなか大変でした。

掲載画像の無断転載・二次利用はご遠慮ください。

グラスの口を広げる工程も力加減が非常に難しく、強すぎると形が崩れてしまい、弱すぎると変わらない。何度も炉に戻して温め直しながら、職人さんと一緒に少しずつ形を整えていきます。そんな苦難を乗り越え、口元を仕上げていくと、ようやくグラスとしての輪郭がはっきりしてきて、完成が近づいているのを実感します。

掲載画像の無断転載・二次利用はご遠慮ください。

出来上がったブルーのグラスは、透明感があり、光を通すとやさしい青色がふわっと広がる落ち着いた仕上がり。どんな飲み物にも合いそうで、日常使いしやすいグラスになりました。

掲載画像の無断転載・二次利用はご遠慮ください。

マーブル柄ピンクのグラスは、色の混ざり方がひとつひとつ違い、模様の出方も偶然が生んだもの。丸みのあるフォルムと相まって、可愛らしさと温かみを感じる、特別感のあるグラスに仕上がりました。

掲載画像の無断転載・二次利用はご遠慮ください。

吹きガラス体験は、完成品だけでなく、「迷った時間」や「うまく息が続かなかった瞬間」も含めて、すべてが思い出になります。グラスを手に取るたびに、あの熱や息を吹き込んだ感覚、工房の空気まで思い出せそう。旅の中で、形として残る体験はとても嬉しいです。

基本情報

郵便番号:377-0102

住所:群馬県 渋川市伊香保町伊香保557-22

電話番号:0279-25-8493

営業時間:10:00 ~ 18:00

定休日:水曜(臨時休業あり)

  • 車で10分

SPOT

10

11:00

238段の先に、景色と心がひらく場所。

佛光山法水寺

伊香保温泉を後にして、少し車を走らせて向かったのが、佛光山法水寺(ぶっこうさんほうすいじ)。山あいにふっと現れる壮大な建物は、まるで海外に迷い込んだよう。どこか台湾を思わせる異国情緒が漂い、思わずきょろきょろと周囲を見渡してしまいます。

掲載画像の無断転載・二次利用はご遠慮ください。

正面に伸びる大きな階段を下から見上げた瞬間、「これは思っていたよりも本格的かも」と気持ちになります。階段は全部で238段。なかなかの段数ですが、途中で振り返るたびに景色が開けていくので、疲れよりもワクワクの方が勝ってきます。

掲載画像の無断転載・二次利用はご遠慮ください。

ようやく階段を上りきって振り返ると、渋川市の街並みが一望でき、少し切れた息と一緒に、気持ちまでふわっと軽くなったような感覚に。立派な門をくぐると、視界が一気に開け、正面には堂々とした本堂が迎えてくれます。整えられた建築と、広々とした空間がとても印象的です。

掲載画像の無断転載・二次利用はご遠慮ください。

壮大な中庭や非日常感のある景色は、映画の世界観そのもの。「あ、ここ見たことあるかも」と思う場所がいくつもあり、映画を観たことがある人なら、テンションが上がるかもしれません。

掲載画像の無断転載・二次利用はご遠慮ください。

大雄宝殿に入ると、大きな仏様が鎮座していて、その存在感に圧倒されます。全体的に華やかさのある装飾に包まれていますが、落ち着きもある調和のとれた空間です。法水寺では、写経や坐禅といった体験もできます。

掲載画像の無断転載・二次利用はご遠慮ください。

境内をひと通り参拝したあと、立ち寄ったのがベジカフェ「滴水坊」。参拝後に一息つくのにぴったりです。この日は、仙草ゼリーミルクティーとローズソーダ、タロイモまんをいただきました。

掲載画像の無断転載・二次利用はご遠慮ください。

仙草ゼリーは、台湾で親しまれている薬膳スイーツ。プルンとした食感とほのかな苦みが、ミルクティーのやさしい甘さとマッチして歩いた後の体に染みわたります。ローズソーダは口に含むとバラの香りがふわっと広がり、後味はすっきり爽やか。そしてタロイモまんは、ふっくら蒸された生地の中に、なめらかでやさしい甘さのタロイモ餡がたっぷり。甘さ控えめなので、ドリンクと一緒に最後まで楽しめます。

景色を眺めながらお茶をしていると、「時間に追われない旅ってやっぱりいいな」と思います。心を整えながらゆっくり過ごす贅沢なリトリート時間が過ごせます。

基本情報

郵便番号:377-0102

住所:群馬県渋川市伊香保町伊香保637-43

電話番号:0279-72-2401

営業時間:2月~11月 9:00~17:00/12月~1月 9:00~16:00 (入館は閉館の30分前まで)

定休日:ベジカフェー、美術館、坐禅堂、写経堂は、 毎週木曜日が定休日。

  • 車で5分

SPOT

11

12:00

400年続く“素の美味しさ”。

手打ちうむどん始祖清水屋

伊香保温泉から少し足を伸ばして訪れたのは、名物・水沢うどんの老舗 清水屋。400年以上の歴史をもつ伝統の店で、「うむどん」と呼ばれる手打ちうどんを、今も変わらず作り続けています。手でこね、足で踏み、自然の風でじっくり乾燥させる。地元の名水と粉と塩だけで仕上げられた麺は、とてもシンプル。それだけに、素材そのものの味がまっすぐに伝わってきます。

掲載画像の無断転載・二次利用はご遠慮ください。

今回は「地粉うむどん中盛」と「清水屋セット」、そして秋のおすすめ「栗の白揚げ」を注文。

掲載画像の無断転載・二次利用はご遠慮ください。

運ばれてきたうどんの上には、季節を表すスタンプが添えられていて、秋らしい紅葉の形をしたうどんがちょこんと乗っていました。そんな小さな演出に、思わず笑顔に。うどんは、つるりとした喉ごしが印象的。コシがしっかりあるのに、どこかやわらかさも感じられる、絶妙なバランスです。

掲載画像の無断転載・二次利用はご遠慮ください。

「最初の一口は、ぜひ何もつけずに」とお店の方に勧められ、そのまま一口。すると、麺の弾力と歯ごたえ、小麦と塩のやさしい風味が口いっぱいに広がり、麺だけでも十分に美味しいことに驚きます。

掲載画像の無断転載・二次利用はご遠慮ください。

清水屋のごまだれは、白ごまと出汁、かえしをベースに、生姜のしぼり汁を加えて仕上げているそう。化学調味料は使わず、素材の旨みを大切にしているのが特徴です。ひと口つけると、まずごまの豊かな香りがふわっと立ち上がります。香ばしさがしっかりありながら、まろやかでやさしい味わい。うどんを浸すたびに香りが広がり、つい箸が進みます。

掲載画像の無断転載・二次利用はご遠慮ください。

「清水屋セット」は、小鉢3品に揚げ物の盛り合わせが付いた満足感たっぷりの内容。群馬県ならではのこんにゃくや舞茸など、地元食材を少しずつ楽しめるのが嬉しいポイントです。

掲載画像の無断転載・二次利用はご遠慮ください。

きんぴらごぼうは程よい甘辛さで、ちょうどいいアクセント。シャキッとした食感とごまの風味が、つるりとした麺と心地よいコントラストを生んでいました。こんにゃくはしっかりとした歯ごたえがあり、噛むほどに出汁の旨みが広がる、ほっとする味わい。白舞茸の梅酢和えは、ふっくらとした旨みに梅酢の爽やかさが加わり、濃厚なごまだれのうどんの合間に舌をすっと整えてくれる一品です。揚げ物も衣が軽く、サクッとした食感で、最後まで重たさを感じずに楽しめます。

掲載画像の無断転載・二次利用はご遠慮ください。

秋限定の「栗の白揚げ」は、外側は軽くサクッと、中はほっくり。渋皮ごと揚げてあるので、栗本来の香りと自然な甘みがしっかり感じられ、シンプルに素材の良さが伝わってきます。まさに秋ならではのごちそうです。

掲載画像の無断転載・二次利用はご遠慮ください。

参道沿いには多くの水沢うどん店が並びますが、400年以上続く清水屋のうどんは、素朴でありながら確かな存在感があります。讃岐、稲庭と並ぶ日本三大うどんの一つといわれる水沢うどん。その理由を、ゆっくり味わいながら実感できる一軒です。

基本情報

郵便番号:377-0103

住所:群馬県渋川市伊香保町水沢204

電話番号:0279-72-3020

営業時間:10:30~15:00(ラストオーダー14:30)

定休日:木曜日

FINISH

おすすめリトリート

リトリートを探すTOP

おすすめモデルコース

モデルコースTOP

Tourism Website

観光ぐんま

TOP