心をほどく、アートの散歩道。
原美術館ARC
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ジャン=ミシェル オトニエル「Kokoro」2009年
リトリート旅の最初のひとコマとして訪れた原美術館ARC(Hara Museum ARC)。伊香保グリーン牧場に隣接した緑豊かな場所で、流れる空気は静かでどこかゆったりとしています。ここではのんびり自分のペースで、世界各国の現代アートを主とした作品を鑑賞できます。
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ジャン=ミシェル オトニエル「Kokoro」2009年
入口でまず迎えてくれるのが、ジャン=ミシェル・オトニエルの《Kokoro》。赤いムラーノガラスの球体が連なった巨大なハートのようなこのオブジェは、見る角度により光を受けて表情が変わります。思わず立ち止まって写真を1枚ぱちり。晴れ渡った秋空の下で《Kokoro》の赤を眺めると、なんだか見る側の「こころ」も映し返してくれるような気がしてきます。
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草間彌生「ミラールーム(かぼちゃ)」1991/1992年 ©YAYOI KUSAMA 画像転載不可
建物の中では、草間彌生や奈良美智など著名なアーティストの作品が常設され、季節ごとにテーマを変える展覧会を通してアートに親しむことができます。草間彌生の代表的な作品の一つであるミラールーム(かぼちゃ)では、鏡に囲まれた空間で無限に広がるかぼちゃの立体作品を万華鏡のように見ることができ、非日常的な空間を味わえます。
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敷地内の北側にある觀海庵(かんかいあん)と呼ばれる展示スペースでは、明治時代の産業振興に貢献した実業家、原六郎の収集した東洋古美術が並んでいて、現代アートとの競演も楽しめます。書院造の要素を取り入れたとても静かで、落ち着いた雰囲気の空間です。
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觀海庵へ向かう途中には、パノラマの絶景を見ることができる場所もあり、ここからは季節ごとに違った景色が見られるようで、「また別の時期にも来てみたいな」と思わせてくれました。
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オラファー エリアソン「Sunspace for Shibukawa」2009年 ©Olafur Eliasson
外へ出て、芝生の上を散策しながら様々な作品をゆったりと眺めるのもまた特別なひととき。オラファー・エリアソンのドーム内部で虹の光を楽しめる作品、《Sunspace for Shibukawa》は屋外にあるのですが、エリアソンはドームだけでなく、周囲の遊歩道や自然空間も含めて一つの作品として制作されました。またこの作品の東側の芝生では、ときどき隣の牧場から羊がやってくるので、見られたらとてもラッキーです。
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最後に立ち寄ったのは、ザ・ミュージアムショップ。アーティストグッズや現代アーティストのアイテム、オリジナルグッズがあって、見ているだけでも楽しく、思わず自分用のお土産にも買いたくなる品々が並んでいます。敷地内にカフェも併設されており、地元の素材を使った軽食やスイーツを楽しめ、展覧会の余韻を噛みしめることができます。
原美術館ARCは、ただ作品を“鑑賞する”だけでなく、自分のペースで“感じ取る”旅にぴったりの場所。のんびりと歩き、立ち止まり、時には目を閉じて風を感じる。そんなリトリートの時間を求めている人におすすめしたい、静かで贅沢な時間です。
基本情報
郵便番号:377-0027
住所:群馬県渋川市金井2855-1
電話番号:0279-24-6585
営業時間:午前9時30分-午後4時30分(入館は午後4時まで)
定休日:木曜日(祝日と8月を除く)/1月1日/冬季(2026年1月13日[火]-3月13日[金])/展示替え期間
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